日本一のスーパーバイザー・ プロジェクト 春物語 第2回
【第1回】 日本一のスーパーバイザー・
プロジェクト 春物語
会社が成長期に入れるか、入れないかは、揺籃期《ようらんき》をどう活動するかにかかっています。
そこで再確認。
【揺籃期《ようらんき》に必要なタイプの人】は、
営業力のある人
仲間意識が持てるノリのよい人
【揺籃期《ようらんき》に必要でないタイプ】は、
営業が苦手な人
ノリの悪い人
つまりワッショイ、ワッショイで、売り抜ける人が必要なのです。
SS業界の混乱の最大の要因は、売ることをお祭りのように楽しめないことにあります。
なぜか、ノリの悪い人が多い。
個人批判ではありません。仕組みがノリノリになっていないのです。
先にインターネット販売の例をあげたのも、お客様と対面できない彼らの苦しみからしたら、断然容易いことなのに、そのチャンスを活かそうとしない。
アフターマーケットの仕組みは、そんなに複雑ではありません。
その仕組みをここで説明すると、横道にそれるので、別の機会に譲りますが。
油外収益をひとりで250 万円あげるスタッフがいます。
入社してまだ半年。その前に他社のSS で、フリーターで働いた経験が少しあるものの、1SS 合計が200 万円に満たないといところもあるわけですから、頑張っているといえるでしょう。
このように経験に関係なく200 万円以上稼ぐ人が少なからず存在します。
そこで、「なにが違うのでしょうか?」とマネジャーに質問を投げかけると、ほとんどお同じ返答です・・・・「やる気が違う」
いろいろあるけど、すべてを包括したこのひとことにこそ真実があるのではないでしょうか?
働く意欲の違いです。
SS 会議も大事です。SS 見学もいいことです。
でも本質を観ずに小手先のことに注目しても改善は思うようになりません。
働く意欲の違いはどこから生まれるのでしょうか?
違いがどこから生じたか、それも問題ですが、仕事を進めるプロセスでいうなら、我慢する力の強さ、弱さにあります。我慢する力の弱さが問題です。
自分がやるべきことに焦点をあわせていることができなくなる。
250 万円の収益を稼ぐスタッフと、50万円しか稼げないスタッフのもっとも大きな違いはその差と言い切って間違いありません。
だからスーパーバイザーは、「我慢する力」を身につけさせることにこだわらないと実績の改善はできません。
ディズニーランドは、入園料を支払い、ゲートを抜ければ別世界。
一気に楽しい世界へ誘ってくれます。
ただ残念ですが、すぐに楽しくなれますが、楽しさから醒めるのも早いのが難点。
しっかりと楽しみを得るにはコツコツとやるしかない仕組みになっています。
コツコツと積み重ねていくことは大変ですが、その代わり一生モノになるものも多いようです。
人間は感情的であるけど、世の中は合理的な仕組みになっています。
原理から見いだした原則でル-ル化されているからです。
原理とは、もともとあったものを後から人間が発見したことです。
原則は原理を参考にして後から人間が考えたことで、こうしたらいいというルールです。
思うような結果を得るにはコツコツとやるしかない仕組みになっています。
時間がかかるということは、自分の資源を投資することに他なりません。
それはすごいリスクです。
コツコツがんばっても、うまくいかなかったら挫折感も大きくなります。
ですから、コツコツは不安です。コツコツは孤独です。
必ずうまくいくという保証がないと、バカバカしくもなります。
ですから難しそうなことは最初からしないというようなことがふつうに起こってきます。
たとえばセールストークの工夫をしていても、こんなことでうまくいくのだろうかと不安になってきます。
それは誰にでもあることですが、不安を感じると先のことを心配してしまいます。
それも誰にでもあることです。
「こんなことしても・・・・」 という不安が強くなると、止めてしまいたくなる衝動にかられます。
それを乗り越えコツコツを続けるうちに、自信が内からわきあがってくることも少なくありません。
でも、時間がかかることは、自分の資源を投資することに他ならないので、すごいリスクに感じます。
時間は使うと、二度使えません。場合によっては取り返しのつかないことになります。挫折感も大きくなります。
ですから、コツコツは不安です。
必ずうまくいくという保証がないと、バカバカしくもなります。
それよりすぐに楽しくなることに手を出したくなります。悪い結果を想像してやめる。
それが落とし穴です。
なにごとも成功か失敗を白か黒かの2 者択一で考えられる状態ではありません。
コツコツという状態は、成功へ向かってグレーゾーンをひとり旅するようなものです。
部分的な成功には価値を認めずに、成功か失敗を白か黒かの2 者択一で考えてしまうとコツコツは続けられません。
非現実的に自分を厳しく見ている限り、自分の自尊心は高まることはありません。
ですから難しいことは最初から挑戦したくなくなるのです。
良い自分か?悪い自分か?
そのどちらかしかないような白黒思考の選択は現実的ではありません。
私たちは、とかくありえない完全を求めてしまうことがあります。
しかし完全な人間って見たことありますか?
たとえば人気女優にしても、完全な女性でしょうか?
外見だけで見ても完全な女性っていません。男性も同じです。
完全な会社ってあるでしょうか?完全な店ってあるでしょうか?
そんなものはどこにもありません。
あるのは、少しでもよくするために毎日コツコツとやっている会社や店や人がいるだけです。
たとえばイチロー選手の目標は打率10 割だそうです。
しかし4割にしたことさえありません。
でも彼は国内でもアメリカでもとても優秀な選手と評価されています。
10 割を目標にコツコツと努力しているから、現在の素晴らしい実績があります。
でもそれが素晴らしいものかどうかは、イチロー選手本人が決めることで、彼はあくまで10 割を目標にコツコツがんばっています。
10 割を目標に手を抜かず、不断の努力を怠らずコツコツがんばっている自分を評価しているのではないかと思います。
つまり完全でない自分に向き合い完全であろうとベスト尽くしているプロセスこそがもっとも重要だと知っている。
記録そのものに価値があるわけでなく、その「記録へのプロセス」に価値があること知っているのです。
結果オーライ主義で不祥事連発のそれらと違うのはその点です。
だから彼は他の選手と自分を比べることもないので、競争的になることがない。
自分と他人の境界がすごくはっきりしているのも、いつも自分と向き合い自分を生きているからです。
それは「いじめの構造」と全く正反対で、とっても美しい姿だと思います。
悪い結果を想像することは悪いことではありません。
悪い結果を想像してしまうのは誰にもあることです。
悪い結果を想像するから計画して準備するのです。
悪い結果を想像して、自分にはできないと自分の能力を信じないことが悪いのです。
自分を辱めている態度や行動が悪なのです。
もし、スーパーバイザーが、こんな態度や行動を黙認したら、会社はおかしくなります。
自分を辱めている人が周りの人を大切にできるはずがないからです。
「自分にはできない」と思うから、しない、逃げるのではなく、「自分にはできない」と思うからしっかり計画を立て、できるように準備をするのです。
コツコツができない人は、我慢が出来ない人です。
「自分にはできない」と何度も、何度も、そう思っても、いやきっとできる、できるまでやると押し返すことをしないといけません。
コツコツの音のなかに自分の魂のリズムが聴こえる毎日を楽しめるようにしてあげるのが、スーパーバイザーの大きな役割です。
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